HOME > Ultimaker2 PLA出力


今年6月から使ってきた低価格機のダ・ヴィンチ1.0から悩んだ末導入したアルティメイカー2です。
FDM方式(熱溶融積層方式)の中でトップクラスの出力精度20ミクロン(0.02mm)を誇ります。
ヨーロッパの人気No.1、Ultimaker社(オランダ)のプリンターです。

Ultimaker2の概要

主な特徴

スクリーンショット 2014-11-28 9.59.08.png

最大の特徴は最小の出力精度が20ミクロン!でハイスピードというところです。ダヴィンチは標準的な速さだったのですがその150mm/sに比べ最大速度が300mm/sと2倍の速さに。その他セットアップや出力までの流れもすごく速くストレスがありません。FDM方式はダ・ヴィンチで判ったつもりでいたのですが、予想を超える出力精度に驚きました。

Ultimaker2の使用ソフト

Cura(クーラ)でスライスデータを作成する。

キャプチャ2.PNG

Cura(クーラ)はUltimaker社のホームページからダウンロード出来るスライスソフトです。対応する3Dプリンターを選ぶと初期の設定値が自動的に入りますが、それ以外でも汎用的に名前を作成して数値を入力することで使用できるようになります。正直なところサポートが入るスライスデータは苦手の様で、サポート付きだとくっ付いて離れない物が出力されます。ダヴィンチの付属ソフトはその点は優秀でした。ですのでUltimaker2で出力の際にはサポート無しで出力出来るようなモデル作成(宙ぶらりんの部位を作らない)を心がけています。Ultimaker2にはノズルを増やせる構造になっていますので、将来サポート材は別に形成できたらいいなと思っています。

ちなみにオリジナルキャラのガジルの出力時間はハイクオリティモード(80ミクロン)で4時間弱です。(5cm四方ほどの大きさ)

性能比較

製 品 Ultimaker2 Kudo3D Titan1 ダ・ヴィンチ1.0 MakerBot
Replicator2X
テクノロジー FDM(熱融解積層式) DLP-SLA with PSP FDM(熱融解積層式) FDM(熱融解積層式)
価格 ユーロ€1,895 USD$2,899 65,000円
発売当初69,800円 
USD$2,499
円換算価格(12/1時) 約 279,000円 約 343,000円 65,000円 約 296,000円
平行輸入業者価格 379,800円(税込)
(ブルレー) 
420,000円(税込)
(舶来モバイル) 
なし 412,800円(税込)
(ブルレー) 
最小造形レイヤー 0.02mm 0.037mm 0.1mm 0.1mm以下も可
スピード 30〜300mm/s  3.3-6.8cm/hr
for Z100μm
60,90,120mm/s ??? 
最大造形サイズ W 23cm
D 22.5cm
H 20.5mm
W 19.2cm
D 10.8cm
H 24.3mm

W 20cm
D 20cm
H 20cm 

W 24.6cm
D 15.2cm
H 15.5cm 
対応素材 PLA
ABS 
Photo Resin

PLA
ABS 

PLA
ABS 
素材 汎用品可能 専用レジン 専用フィラメント 汎用品可能

FDM式の次回の候補はずっとCEL ROBOX(ブルレーへリンク)だったのですが、最小出力が当初の20ミクロンは出ていないという事とフィラメントが現状は専用の為(裏ワザ有りで汎用品も可能の様)20ミクロン出力可能機を調べていたところ、Ultimaker2が一気に候補として上がりました。購入が決定的になったのは汎用のフィラメントを使用できる事で、最近出てきたウッドフィル(木の素材)やブロンズフィル(青銅の素材)等を扱える事を知った事です。たとえばこちらの様に(素材屋のSOLIDYARDさんへリンク)ブロンズ像を出力出来ます‼︎ 今後は様々な素材で出力していきますのでまた気まぐれにホームページへアップしたいと思っています。

下記はクイック設定のハイクオリティモードで出力したものです。

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今後、材料が木や青銅のフィラメントで出力してみます。