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カイに乗るナウシカのプラモデル
現在製作中の2作目。足の瞬間接着を間違え、なす術もなく横たわる後ろのカイ。なのでカイは3体目。

なぜ カイに乗るナウシカ なのか?

たまたま見たヤフオクで受けた衝撃!!

1年前。衝撃が走りました。たまたまヤフオクで見たガンダム系のプラモデルが定価以上の価格で落札されていたのをみかけてしまったからです。これには驚き、先日購入して組み立てたガンシップが手元にあった為、ひょっとしてこれでも売れるのではないかと下心を持って検索していた所に、衝撃作の“カイに乗るナウシカ”の完成品に出くわしました。

なんじゃあ!これは!

そのプラモデルにはすでに9,000円ほどの応札がついていました。パッと見異常です。アマゾンやヨドバシで800円ほどで売っているプラモデル。この前ヨドバシで買ったガンシップの近くにあった安い方。それも中古。今まで私は組み立てたプラモデルの価値は中古品という感覚でした。まずは金額に驚き、さらに「何?このプラモデル?」と、その作品の出来映えに心底驚きました。子供の頃、筆塗りでベタベタにしか塗装出来なかった記憶とのギャップが頭の中を交錯し、もはや手をかけるところなど無いほどの完成されたそのプラモデルの出品写真前後左右から撮影された数枚に、何度も何度も見入ってしまいました。

応札は2万円近くにも・・・

ヤフオクに掲載されていた出品写真は出品者のテクニックで神々しくライトアップされ、普通だと大げさに見えるそれも、それを受け止めるだけの要素が当然備わっている様でした。おそらく誰の目にもそれが明白だったんです。製作者の製作技量、撮影の演出、撮影機材、撮影テクニック。全てがそこに注ぎ込まれている作品でした。その応札額は最終的にはなんと2万円近くまで上昇し、どこかのどなたかが落札されていきました。その後、私の手元にはその時に右クリック保存で取っておいた数枚の写真が残ります。

人生初のエアブラシ。

なぜエアブラシなのか?それは商品説明にそう書かれていたからです。使ったんですって。その単語を私は見逃しませんでした“エアブラシ”。この出来事がエアブラシで塗装する価値を私に教えてくれる事となりました。その後、わたくしめは、清水の滝から飛び降りてしまい、参考書とエアブラシを購入し1作目を完成させました。それが右上の写真です。とりあえず、1作目は20時間ほどかかった後、ヤフオクへ旅立ちました。1年くらい前の事です。落札価格は確か7千円くらい。エアブラシ練習の1作目のガンシップも4千円くらい。これはこれですごい事です。落札者様ありがとうございます。ですが、その驚きや嬉しさだけではなく次の作品であの作品にもっと近づけたい!という気持ちが強くなり、余韻に浸っていられませんでした。・・現在に至る。

R0012128.jpg1作目。20時間ほどかけ製作
カイに乗るナウシカ2作目現在製作中の2作目。髪を初自作。
R0012205.JPGこのガンシップがエアブラシ1作目です。意外と簡単にキレイに塗装出来ました。塗膜が厚い!最後につや消しぷしゅーっ

クリックすると拡大します。

難しいところなどありません。

エアブラシは驚くほど簡単!気をつけるのは下地づくりの細部の筆塗り

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1、開封の儀

この言葉はWii Uの発売時の岩田社長の儀式で覚えました。ちなみに未開封はあと2箱有ります。

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2、取説のカラーガイド

参考にはしています。でもカイやナウシカの服の色はなぜか統一されてないんです。後ほど説明しておきます。ナウシカで使用したカラー

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3、仮に組んでみます。

仮に組んでみました。パーツが少なくて簡単です。写真のナウシカは髪の毛を自作している2作目途中の写真です。

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4、フライングですが塗装例です。

左の写真と比べてみて下さい。カイのマスクです。この塗装肌はある条件が重なり偶然できたものです。後ほどその材料と方法を記載します。

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5、継ぎ目消しや造形に電動ルーター

疲れたくない!そんなあなたの願いにルーターが応えてくれます。意外に高いのですが作業が劇的に速く、楽になります。写真はクレオス GT09 [電動コードレスルーターPROII]と別売りのビットは工具一覧にて!

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6、写真のカイのマスクで試します。

スイッチを押している時だけ先端の砥石のビットが回転します。継ぎ目を簡単に削り合わせる事が出来ます。写真は付属している円柱型。これだけでも対応出来ます。

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7、下がルーターで削っただけのものです。

ルーターで削るとバリも取れ、しかも早いです。3分ほどでほぼキレイになりました。

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8、下地はサーフェイサー1000で。

塗装すると細かい傷を埋め、塗料の食いつきが良くなります。500,1000,1200とあり数が大きいほど粒子が細かいです。1000が定番です。缶の他、エアブラシ用もありますが手入れが大変です。

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9、左がサーフェイサー(白。グレーも有)を塗ったもの

サーフェイサーを塗装する前に中性洗剤で洗います。ほこりや削りカスや油も取れ仕上がりに差が出ます。

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10、サーフェイサーのグレー色です。

これはサーフェーサーのグレーを塗装したアラレちゃんです。顔は白、ドラゴン他はグレーです。ご参考までに。

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11、食器乾燥機がモデラーに大人気!

食器乾燥機数少ない「自然対流式」のコレが大人気です。乾燥するのに待たなくても大丈夫!!

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12、エアブラシで塗装します

エアブラシを使用して塗装するのですが、マスキングテープを使用後塗装します。詳しくはエアブラシのページにて説明しています。

IMG_2116.JPGくちばしには最後につや消しスプレー!
IMG_2120.JPG金属には専用塗料!後ほど!
IMG_2123.JPGバッグは前回より控えめな色にー
IMG_2130.JPGテトはサイドにも毛がある事が判明!やり直し決定ー!
IMG_2132.JPG左はサーフェイサー1000を塗装
IMG_2126.JPG最終的にサンド風の塗装で仕上げる予定

つづく

近日製作を再開します。

マスキングやエアブラシでの塗装の模様も合わせてアップする予定です。

今回は髪の毛を自作する事で、ナウシカの雰囲気がかなりアップしてます。

塗装の手直しを含め、エアブラシの使い方とともに塗装行程を撮影しようと思っています。前回の製作の写真はホームページへのアップを全く考えていなかった為、撮影してないんです。近日中にアップ予定です。

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IMG_2163.JPG参考資料です。
IMG_2165.JPGスタジオジブリ作品関連資料集I
IMG_2166.JPGTHE ART OF NAUSICAAの参考本

下記は持っている参考書籍です。

つづく

“カイに乗るナウシカ”のプラモデルはバンダイの方です。

ツクダホビーではなくバンダイ製の方です。型が新しくなり精密です。

実は1作目の前に間違ってツクダホビーの“カイに乗るナウシカ”を買ってしまいました。名前は同じですが、中身が全然違います。特にナウシカが別物です。ツクダからバンダイへ版権が移って型が作り直されたそうです。