3Dスキャナー Sense 3D Scanner
ネクストエンジンでは出来ない人の全身や顔のスキャンに・・・
3Dシステムズが発売した3Dスキャナーです。このセンスはヨドバシカメラやビックカメラなどの家電量販店でも売られているものでスキャン精度が比較的低く、使い道が無いと判断していた為、どうかなーと思っていました。ネクストエンジンの場合、顔をスキャンする場合には赤外線が強い様で目をつぶらなければならず、しかもスキャン時間がとても長い為、人をスキャンする用途には向いていません。このセンスで人物をスキャンし、彫刻ソフトのSculptrisで修正すると考えた時に活用の幅が広がるため試す事にしました。
ちなみにiSense(iPad接続型)も国内販売開始されました。
SenseはWindowsかMacなどのパソコンへ接続して使用するのに対し、iSenceはiPadへ接続して使用します。スペック等は同等です。下記に比較をしてみます。
比較内容 | Sence | iSence |
価格(税別) | ¥55,000 | ¥70,000 |
寸法 W×H×D(mm) | 178 × 33 × 129 | 11.9 × 27.9 × 29 |
重量 | 0.59kg | 99.2g |
内容物 | 本体、USBケーブル、ソフト(ダウンロード) | - |
視野角 | 水平:45° 垂直:57.5° 斜め:69° | 水平:45° 垂直:58° |
作業範囲 | 0.35-3m | 0.4-3.5m |
x/y分解能 | 0.9mm | 左記と同じ |
z分解能 | 1mm | 左記と同じ |
最小スキャンエリア | 0.2m × 0.2m × 0.2m | 左記と同じ |
最大スキャンエリア | 3m × 3m × 3m | 左記と同じ |
フレームレート | 30fps | 左記と同じ |
出力フォーマット | STL OBJ PLY |
左記と同じ |
接続ハードウェア | Win 7,8 or MacOS X10.以上(32/64bit) | iPad with Retina display (4th generation) iPad Air iPad mini with Retina display iOS7以上 |
接続 | USB2.0 | iPad用 |
特徴 | パソコン接続でファイル保存から STLソフト加工までの流れがスムーズ 本体が軽い |
iPad接続でケーブルいらず 手軽に持って行ける |
スキャンいろいろしてみました。
現在なかなか思う様にスキャンが出来ず、試行錯誤しています。率直な乾燥は、人物以外のオブジェクト類は実用域にはありません。ただ、人物のスキャンの速さとそこそこの精度をみると、やはりざっくりしたスキャン後にスカルプソフトで修正する様なやり方に使えるかもという感じです。実際にスキャンした中で、ソファーで寝てる子供を修正一切無しでダヴィンチ1.0の積層式3Dプリンターで出しています。
スキャン中に動画キャプチャしました。
Macは標準のQuickTimePlayerで画面の動画キャプチャが出来ます。(起動後ファイル>新規画面収録でWindowクリックで録画)今回はオブジェクトモードでラージ設定にてスキャンを行いました。Senseでのキャプチャの可能性が見えると思います。