今年6月から使ってきた低価格機のダ・ヴィンチ1.0から悩んだ末導入したアルティメイカー2です。
FDM方式(熱溶融積層方式)の中でトップクラスの出力精度20ミクロン(0.02mm)を誇ります。
ヨーロッパの人気No.1、Ultimaker社(オランダ)のプリンターです。
Ultimaker2の使用ソフト
Cura(クーラ)でスライスデータを作成する。
Cura(クーラ)はUltimaker社のホームページからダウンロード出来るスライスソフトです。対応する3Dプリンターを選ぶと初期の設定値が自動的に入りますが、それ以外でも汎用的に名前を作成して数値を入力することで使用できるようになります。正直なところサポートが入るスライスデータは苦手の様で、サポート付きだとくっ付いて離れない物が出力されます。ダヴィンチの付属ソフトはその点は優秀でした。ですのでUltimaker2で出力の際にはサポート無しで出力出来るようなモデル作成(宙ぶらりんの部位を作らない)を心がけています。Ultimaker2にはノズルを増やせる構造になっていますので、将来サポート材は別に形成できたらいいなと思っています。
ちなみにオリジナルキャラのガジルの出力時間はハイクオリティモード(80ミクロン)で4時間弱です。(5cm四方ほどの大きさ)
性能比較
製 品 | Ultimaker2 | Kudo3D Titan1 | ダ・ヴィンチ1.0 | MakerBot Replicator2X |
テクノロジー | FDM(熱融解積層式) | DLP-SLA with PSP | FDM(熱融解積層式) | FDM(熱融解積層式) |
価格 | ユーロ€1,895 | USD$2,899 | 65,000円 発売当初69,800円 |
USD$2,499 |
円換算価格(12/1時) | 約 279,000円 | 約 343,000円 | 65,000円 | 約 296,000円 |
平行輸入業者価格 | 379,800円(税込) (ブルレー) |
420,000円(税込) (舶来モバイル) |
なし | 412,800円(税込) (ブルレー) |
最小造形レイヤー | 0.02mm | 0.037mm | 0.1mm | 0.1mm以下も可 |
スピード | 30〜300mm/s | 3.3-6.8cm/hr for Z100μm |
60,90,120mm/s | ??? |
最大造形サイズ | W 23cm D 22.5cm H 20.5mm |
W 19.2cm D 10.8cm H 24.3mm |
W 20cm |
W 24.6cm D 15.2cm H 15.5cm |
対応素材 | PLA ABS |
Photo Resin |
PLA |
PLA ABS |
素材 | 汎用品可能 | 専用レジン | 専用フィラメント | 汎用品可能 |
FDM式の次回の候補はずっとCEL ROBOX(ブルレーへリンク)だったのですが、最小出力が当初の20ミクロンは出ていないという事とフィラメントが現状は専用の為(裏ワザ有りで汎用品も可能の様)20ミクロン出力可能機を調べていたところ、Ultimaker2が一気に候補として上がりました。購入が決定的になったのは汎用のフィラメントを使用できる事で、最近出てきたウッドフィル(木の素材)やブロンズフィル(青銅の素材)等を扱える事を知った事です。たとえばこちらの様に(素材屋のSOLIDYARDさんへリンク)ブロンズ像を出力出来ます‼︎ 今後は様々な素材で出力していきますのでまた気まぐれにホームページへアップしたいと思っています。
下記はクイック設定のハイクオリティモードで出力したものです。