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3DスキャナーNextengine ネクストエンジン

3DスキャナーNextengineトトロの車をスキャン中です。オートドライブにのせ半自動スキャンしているところです。

ネクストエンジンの商品構成

3Dスキャナーとしては低価格、フルカラー高精度スキャンが可能でコンパクト。

NEXT ENGINE デスクトップ3Dスキャナーは、独自のマルチレーザー方式により、3D形状をフルカラーで正確にスキャンします。スキャンの結果をSTL、OBJ、VRMLなどの形式で出力することができますのでそれからの加工の幅も広いです。下記が商品構成になってます。ホビーユースではとても高額過ぎて車レベルの金額です。下記全部揃えるつもりなら、現実ミライースが買えます。
スクリーンショット 2014-09-13 15.05.05.png

スクリーンショット 2014-06-30 01.10.18.png
写真はトトロのゆび人形をスキャンしオプションのRapidWorks(専用CADソフト)で開いている画面です。
これから頭のてっぺんも穴が開いているのをこのソフトできれいにふさぐことが出来ます。

3DスキャナーNextengineうまくスキャン出来ない者アザク
3DスキャナーNextengine穴をどうすればいいかわからないシャアザク
3DスキャナーNextengine写真はスキャン設定画面

まともにスキャンするには様々なノウハウが必要です。

スキャナーは台にのっけてボタンをポン!で10分も経てばデジタルデータの出来上がり!というものでは有りませんでした。高精度モードにセットするとスキャン時間は倍々に増えていきます。オプションのマルチドライブは角度を自動で変えてスキャンが出来るものですが、スキャンが自動でも全自動合成ではありません。スキャンされたデータはバラバラに表示されており、その後スキャンデータを1枚1枚を張り合わせていく作業が必要になってきます。マルチドライブで高精度スキャン(HDモード)で8カットスキャンするだけで30分ほど。マルチドライブは角度を自動的に変え撮影出来るので、8カットを3角度から=24カットの場合、1時間半ほどかかります。しかも!黒い物体は赤外線で反射しないらしくスキャンしにくい!自動で合成してくれない!穴がボコボコでどうすればいいかわからん!という状態で仕事から帰って試す毎日が1ヶ月ほどつづきました。テキストも売ってないのでド素人がやるにはキツい時間です。なかなか思惑通りにならない状態で失敗した感に包まれた時期もありました。

3DスキャナーNextengine下に並んでいる写真がスキャンした各カットです。穴空きまくりです。

3Dデータ作成の手順と時間の目安

前述した通り、スキャンの時間はマクロモードで撮れる高精細なモードの場合1時間半ほどかかります。この後、1、スキャンした各カットを張り合わせる作業が発生し、Autoで作成出来るのは1角度だけであとは1枚1枚時間をかけて共通部分を探し重ね合わせる作業になります。その後、2、合成するのですが重くて処理が大変な為、3、スキャンした点群を間引く作業になります。そうして合成したデータですが、少なくとも下の面は穴が空いてます。スキャン出来ないので。4、そこで下面と上面の穴を埋める為に再度追加スキャンをし、5、最初のデータと合成します。それで自動のデータチェックをかけるのですが、穴の空いた修正部分も多々あり、6、少し時間をかけてカタチが崩れない様に埋めていきます。という事で作業途中が上の画面です。ここまで5時間ほどかかっています。

3DプリンターNextengine

違う角度でスキャン

写真の様に少し角度を上へふっています。

角度をつけてスキャンする事で不足している情報を追加していきます。これでも隙間はいたるところにある状態です。

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3DプリンターNextengine

オプションのRapidWorksにて最終修正

まだまだ使いこなせていませんが、RapidWorksというソフトで穴を埋めています。このソフトは現在Geomagic Design X (旧Rapidform XOR)として販売されているソフトの機能を限定したNextengine専用ソフトです。3Dスキャンデータを元にCADモデルを作成することのできる、3Dリバースエンジニアリングソフトウェアで、編集可能なソリッドモデルはさまざまな目的に使用することができるという事ですが、ほかのSTLを詠込んだりして修正する事が出来ませんあくまでもNextengineでスキャンしたもの(専用拡張子)だけです。Geomagic Design Xはなんと250万円するソフトという事で販売代理店からはRapidWorksはその1/10の35万円で手に入るんですと、宝石をハメられてかわされた様な気分になります。

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ダヴィンチ 3Dプリンターサポート付きでナウシカを出しました。
3Dプリンター出力する向きで出力時間や具合が変わります。
IMG_4239.JPGほぼ期待に近い状態で出力できました。

もっとモデリングをこだわりたい時は!

例え高精度モード(HDモード)でスキャンしたとしても細かい突起やスキャン出来ない口の中(カイの口が空きっぱなしになるなど)はカタチが大きく変わってしまう部分も出てきます。最初から諦めていたのですが、方法がありました!OBJ形式で保存し、無料のSculptrisで修正すればいいんです。この方法で、ナウシカのディティールを大きく修正する事が出来ました。

スクリーンショット (32).pngSclptrisでモデリング修正。靴紐はつぶれた状態からここまで出来ます。

3Dスキャン代行サービス計画が・・・

知らなかったのですが、昨年(2013年12月)に自炊代行サービスが違法との判決が出た案件があったようで・・。当初のもくろみとして私的複製なので3Dスキャン代行を計画していたのですが、どうもダメな様です。代行を通すと私的としては認めにくいという事らしいのですが。賛否両論存在するようです。。以上。